移住での失敗って、仕事と人間関係ですよね。特に縁もゆかりもないところだと、その土地独特の風習というか考え方に付いていけないことが多々あったりして。受け入れ体制が整って無いところも結構あるみたい。求人票だけだとね。分かりません。
移住の失敗は仕事・会社？
ということで、前回書いたようにその会社は辞めようと思って準備をしていました。というのも、その前に22年勤めた会社と同じ業界の人が取引先にいて、歳も近かったので、何かにつけて相談していました。
ですから、辞めることを決めたときには、その人に一番に報告。「時期はまだ未定ですが、３ヶ月以内に辞めると思います」と伝えました。
すると、「そうですか、それがいいと思います。あの会社アレですからね」ってことで、いわく付きの話をしてくれました。
とにかく数年で社員が辞めるっていうのは有名らしいんですが、私が入る数年前に、いわゆる賃貸でいうところの事故物件に当たる事件があったとか。
それも、社内というかその会社のオフィスで。って、ちょっと異常ですよね。「知りませんでしたか？」って言われて、知るはずないじゃないですか。
そう言えば、その時部長やってる人が、前任の部長宛に来た手紙とかに対して、「これどうしますか」って聞いても、「ああ、こっちで処理しておく」って、なんか聞いてはいけないことのようになっていましたからね。
ってことで、そんなところとはさっさと縁を切った方が身のためってことで、その月の末で辞めることに。先方も、別に引き止めはしませんでしたので、これも飯縄大権現の思し召しだったのかも。
ってことで、やはり移住するにはまず仕事というか、収入ですよね。それを固めてからじゃないと私のようにやってしまいます。
あと、会社については、何度も書きますが、こればっかりは入ってみないと分かりませんが、やはりIターンの場合は、気をつけないと、その土地にずっといる人は、東京なり大都市圏の考え方とはじぇんじぇん違いますからね。
考え方が違うだけならいいけど、仕事の仕方も違うから、ここは外国かって思うほど。その辺は、トライアル期間とかがあるところも徐々に増えているので、そういうところを探しましょう。
移住の失敗は受け入れ
というのも、ここ数年、５年ぐらいの間ですかね。地方都市は将来的に限界集落じゃないけど、消滅する可能性があるとか報道されたものだから、必死になって移住者を募集しています。
前にも書いたけど、結構市というより村のほうがそういうのは進んでいるから、村への移住が気にならないのなら、村のほうがいいかも。
市になると、大都市圏からみたら田舎なんですけど、その地方では一番の街ですからね。ちょっと離れた地域に対して、「あそこは田舎だから」とか言う始末。笑ってしまいます。
というのも、村の場合は、本気で存続を考えているし、結構２０年に以上前ぐらいから、移住者を受け入れてきたりしているんですね。
ですから、当然その時はいろいろと摩擦もあったでしょうけど、今は移住者とはこんなものっていうのが分かってきているし、また噂を聞いて多くの移住者がきているから、うまく共存出来ているところが多いみたい。
それに対して、市になると、うちはずっとこれでやってきたからっていうところがまだまだあるから、特に勤めに出ると、そこで合わないって言う人は多いですね。
これは、別に長野の某市だけじゃなくて、全国どこでも何件もそういう話を聞きました。「結局地元民じゃないと、口ではよく来たねっていいながら、受け入れないんですよね」ってことみたい。
その辺は、勤めるに出る人はよく検討してくださいね。もちろん、市であっても、きちんとそういうプロジェクトを作って、うまくいっているところもあるし、移住してよかったって言う人も多いですけどね。
なんか、テレビとかでも移住者の成功した話ばかりだから、どうしても移住＝バラ色の人生みたいに思えてしまうんですよね。
ってことで、特に東京とか大阪とか大都市でやってきて、その感覚で単に地方の方が空気がきれいだからとか、物価が安いからとかいうのだと、私のように失敗するので、気をつけてください。
移住に失敗したから求人を
ということで、失敗の人生は別にいいんですけど、またまた食べて行かないいけませんからね。以前お世話になったハローワークの担当者に連絡。
まあ、辞める前から既に通い始めたのですが、その事故物件の話をしたら、「入ってみるまで分かりませんからね。確かに、法律違反じゃないけど、いろいろと働きにくいっていう話はこの土地は多いですね」って言っていました。
それで、当初長野に来たときよりも、景気もよくなっているし、求人も増えているから、それだったら、鬱になる前に辞めたほうがいいってアドバイスしてくれて、それも背中を押してくれた要因です。
と言っても、またもや書類送付から。前回と違って、１社２社は、面接に来ませんかっていうところもあったけど、そういうところはいわゆる完全歩合制の販売とかだからねえ。
ってことで、苦戦続きの毎日でした。が、ここで登場するのがまたまた飯縄大権現。飯縄大権現の威力はすごいと思った瞬間でした。それは、また次回。
ズレ蔵の戯言
そんなわけで、考えなしのアンポンタンだから、今まで書いてきたことはなるべきしてなったって言う風に思う人も多々いるでしょう。
でもね。最初に２２年勤めた会社を辞めることになったのは、ある意味これも運命みたいなものでしたからね。
確かにその頃はいろいろときつかったけど、２２年もこんなスットコドッコイを雇ってくれていたっていうのは、私にとってもやりやすい会社ではあったんですよね。
ですから、東京と大阪にしかオフィスがなかったけど、これが福岡とかにあればねえ。また私の人生も変わっていたかもしれません。
まあ、これも人生ってことで、「人生３割３分３厘」とすると、まだまだ０割３分５厘ぐらいだから、残りの人生はウッホホイのホイになるんじゃないかと思っています。では、良い人生を。
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