定年後に起業したいって言う人は多いみたいですが、何やら最近は起業よりもM&Aだとか。確かに既に会社として成り立っている企業を買収すればねえ。すぐに社長だし、複数買収すればグループ総帥ですな。
起業よりもM&A?
起業ブームってありますよね。って、今もだと思いますが、定年後は今まで温めていた企画を打って出るとか言ってねえ。退職金全部つぎ込んで、すってんってんになるって、私の事じゃないですけどね。
あと定年じゃなくても、アーリーリタイアとかね。って、これも私のことじゃないけど、まあ、結構起業に憧れる人は多いみたい。
もちろん、誰かの様に何も考えずに起業するんじゃなくて、ちゃんと実績があるのなら、じゃんじゃん起業してもらいたいと思います。
日本経済も元気になりますしね。新しいサービスとかも増えるでしょうしね。ワクワクするじゃないですか。
が、ここにきて、何やら「起業よりもM&A」とか言われるようになったみたい。って、去年っていうか2017年ぐらいからですかね。
確かに一理あって、起業って某合同会社どこ吹く風じゃないけど、とにかくじぇんぶ一からやらないといけないから、こんなはずじゃなかってことも多々あります。
特に、ここのところ銀行の法人口座が開けないっていうのが深刻で、登記はしたけど、銀行口座がって事例も多いんですよね。それに比べてM&Aだと、既に企業としてやってきているから、その辺はじぇんぶクリア。
それに、小さい会社だとしても、きちんと収益上げているのに、後継者がいないから、会社をたたまないといけないって言うのが多いみたい。
この後継者問題っていうのは、10年ぐらい前から言われ始めていたけど、ここにきて本当に深刻になっていますね。
私の周りでも、70代でまだ社長やっている中小企業が結構あって、子供は継ぐ気がないけど、ちゃんと収益も出ているから、どうしようってことみたい。
いわゆる事業継承って言う奴ですな。ですから、M&Aっていうとなんかたいそうなことみたいですが、退職金で買えるぐらいの企業を買収というか、大株主になって、そこで役員報酬でウッシッシってことのようです。
ってことで、そういうマッチングサイトもたくさんあるし、意外とそれもありかもしれませんね。
私もこれまた10年以上前から言ってたんですけど、後継者がいないせんべい屋とかまんじゅう屋に、当時はリーマンショックで就職難。
だから、大学生をだまくらかして、そういう後継者のいないせんべい屋に送り込んで、宇宙人から1000万円もらったら、全部買い取って、売り上げの3割3分3厘をもらおうかって言っておりました。
それが、ついに現実的になったってことですよね。まあ、宇宙人から1000万円じゃなくて、そこは退職金でってことなんでしょうけどね。
起業でM&Aをすればすぐに社長?
でも、本当に1000万円とかで会社が買えるの?って思って、M&Aで検索してみたら、ゴロゴロありますね。
っていうか、1000万円どころじゃなくて、500万円とか300万円とか。これなら、本当にきちんと勤めた人なら退職金でM&Aができるみたい。
中にはたたき売りみたいなので、30万円とか50万円とかっていうのもありました。まあ、その辺は実際に収益が出ているのかどうかを調べないといけませんけどね。
ってことで、意外と起業よりもM&Aっていうのは今後ありかもしれませんね。ただ、言い方が悪いけど、結局は中古物件になりますからね。
それまでその会社がどんな風にやっていたかっていうのは、ちゃんと調べないとね。収益は上がっていても、悪徳業者かもしれないし、ブラック企業かもしれませんしね。
ってことで、これまた単にブームに踊らせて、起業よりもM&Aってことで会社を買い取ると大変なことになるから気を付けてくださいね。
特に負債がどのぐらいあるかって言うも気になるし。本当に、優良企業で、規模は小さいけど、きちんと利益があがっていて、少ないながらも社員がいてって言う会社だといいですけどね。
後継者がいなくて、どうしようかと思っているし、会社をたためば今の社員も露頭に迷うし、取引先からも続けてくださいって言われているような会社だとねえ。
買い取りって、あとは、「バッチリ」って言っておけばいいっていうのならいいけど、そういう会社は、そう簡単にはないですからね。きちんとリサーチできるようになってからですよね。
起業でM&Aだとグループ総帥?
というのも、いくら印鑑押してバッチリっていうだけでも、M&Aすると今までいた社員の士気は下がりますよね。
中には辞めていく社員もいるだろうし。ってことで、そこはできれば、今の社長に代表権のない会長とか顧問として残ってもらって、お金だけ出すって言う風にしないとね。
中には元々はネット通販会社だった某社みたいに、なんでもかんでも買収して、その会社の名前にしてしまうとねえ。やっぱり反発する人もいますよね。
ですから、もし某合同会社どこ吹く風がまんじゅう屋をM&Aしたとしてもねえ。チリバツ本舗って言う訳にはいきませんよね。
チリバツ本舗にしてもいいけど、そうすると、10分作業50分休憩、週休5日なのに、みなし出勤とかいう会社になってしまいますからね。
元々いた社員は全員辞めてしまいそうだし。ってことで、実はチリバツグループだとしても、社名はそのままの方がいいんじゃないかと思います。
そういう意味では、社名とかにグループ名に拘るのなら、やっぱり一から起業していくしないんじゃないでしょうか。
税理士紹介
ズレ蔵の戯言
ということで、どこぞに3000円ぐらいで、まんじゅう屋のM&Aを希望しているところはないですかね。
もちろん、チリバツ本舗に名前は変えますけどね。あと、社員はすっとこどっこいじゃないといけないから、やっぱり一から集めた方がいいかな。
なお、宗教法人とかも売りにでているんですよね。でも、販売価格が8億円とか。ドーン教もそれぐらいで売れるといいんですけどね。では、良いM&Aを。
コメント
お疲れ様です。
ズレ蔵さんはここまで知識が豊富なら今すぐ起業出来ると思いますよ。
中国の古書に記されているように私には「五の利」がありません。
五の利とは天、地、人、智、道で、地の利が有名一番有名ですね。
天の利は人にはどうにも出来ない運のようなもの。
人の利は人脈。
智の利は創意工夫。
道の利は人の道を外さない、法律や道徳です。
いずれも私にはかけらもありません。(笑)
ズレ蔵さんの成功を祈ってます。
いつもコメントありがとうございます。
五の利ですか。そうですね。それだけあれば成功しそうですね。
私はウンチクだけは話せるんですけど、実際ヤレって言われるとねえ。
これまたウンチクの利だけってことで。
では、シーズンも後半になってきました。怪我のないように
滑ってください。