会社設立の登記の時に、ちょっと悩むのが事業目的。いわゆる商売の内容ですな。事業内容ってやつ。何をして商売をするのですか。っていうのを明記しないといけません。が、これがちょっと決まりがあったりして、実際問題せんべい屋をやりたいって言う場合は、どう書けばいいんですかね。えっ?せんべい屋じゃなくて、ネットビジネス?失礼、失礼。じゃあ、その辺をお伝えしますかね。
会社設立で事業目的の書き方は?
会社を設立した場合、それが何をする会社、どんな商売をする会社を明記して登記しないといけなんですね。
せんべい屋なのか、まんじゅう屋なのか、それとも与太話の音声配信をしているのかとか、その辺を明確にしていないと登記できません。
それが、「事業目的」っていう項目。ですが、ここに「せんべい屋として開業する」って言う風には書かないんです。
それぞれ事業の分類っていうのがあるから、それに従って書かないと突き返されます。
ですから、せんべい屋だったら、「食品の販売」ってことになりますかね。製造からだったら、「食品の製造・販売」ですね。
これまた、まんじゅう屋でも一緒。ただし、製造になると、もちろん認可が必要ですよね。
私もこれでも真面目に10年ばかり、せんべいだまんじゅうだって言ってるから、そこは調べたんです。
製造・販売でも、その場で食べてもらう分には、それほど免許はうるさくありません。が、持ち帰りになると、とっても厳しい検査と、設備が必要になるんですね。
えっ?せんべいとかまんじゅうはどうでもいいって?ネットビジネスでボロ儲けの話じゃないのかって?失礼、失礼、そうでした。
アフィリやせどり、FXでボロ儲けした人、または、これからボロ儲けしようと妄想している人が会社を作る時の話でしたね。
と言っても、これまた「アフィリエイトを行う」とか、「せどりを行う」はなまた「FXでボロ儲けをする」っていうのは、登記できません。
というのも、登記する場合は、「日本語でわかりやすく、辞書に載っている言葉で書いてください」ってことになっているんですね。
えっ?ボロ儲けは載っているんじゃないかって?だからー、FXだってば。っていうか、大損するかもしれないしね。その辺は次の章で説明しまーす。
会社設立で事業目的の書き方ネットビジネスの場合は?
ということで、日本語でってなると、アフィリエイトは厳しいみたい。ですが、これまた登記所っていうか、管轄の法務局によって違うみたいですね。。
ですから、最近はアフィリエイトも市民権を得たみたいで、それで登記できたっていう話もききます。
が、安全策を取るのであれば、アフィリエイトの場合は「成功報酬型広告」ってことなので、「1.成功報酬型の広告事業を行う」とかそんなカンジですかねえ。
で、問題がせどり。そもそもせどりってなあに?って言う人もまだまだ多いですよね。
ですから、結局転売っていうか、ある意味安く仕入れたものをその品物の人気具合を見ながら売るってことだから、突き詰めれば、仕入れと販売。
普通の販売ってことになります。が、扱うものが多岐に渡りますよね。ですから、一つの例としては「食料品、衣料品、皮革製品、日用雑貨、化粧品、家具、電気製品、玩具、通信機器、インテリア製品等の輸入販売」ってことになりますかね。
扱うモノが抜けていたら、それを加えて、販売だけでもいいんですけど、海外からのものだと輸入を付けておいたほうがいいでしょう。
あと、中古品を扱う場合は、「中古物品の買い取り及び、輸入・販売」ってことになります。
その場合、「古物営業法に基づく古物商」も入れておいた方がいいでしょう。その申請は改めて出せばいいですかね。
FXはねえ。本とかも出回っているから、ご存知かと思いますが、「外国為替証拠金取引等の差金決済取引」ですね。
ってことで、ネットビジネス、だいぶ市民権を得てきましたが、まだまだお役所には通用しない業種ですので、「わかりやすい日本で」で書きましょう。
会社設立で事業目的の書き方の数は?
ところで、その会社の事業目的、1つだけだとよくないって聞いたけどっていう人もいます。一つだけだとねえ。
というのは、上に書いたようにネットビジネスって怪しいっていうのが、まだまだ世間一般の見方。
ですから、再三出てきますが、銀行口座を開く時に、落とされやすいです。じゃあ、アフィリと、せどりと、FXと3つにしとくかって、全部ネットビジネスじゃん。
そういう時は、虚業じゃなくて、実業を入れておくといいでしょう。それでせんべい屋とかまんじゅう屋とか言ってるんです。はいはい、タダの妄想でした。
例えばペットの販売とか、アウトドアイベントの企画・制作・運営とか、Tシャツとか作ろうと思っているのなら、衣料品の販売とかね。
そういうのがあると、それもやって、ネットビジネスもやってる会社って言う風に思われますからね。
ただ、そうはいっても、今後色々やりたいからってことで、50も60も事業目的に書いていると、チョットこの会社は何をやりたいの?って思われます。
最初は5~10ぐらいにしておくのが、登記しやすいと言われています。ご検討ください。
ズレ蔵の戯言
ということで、事業目的、ここがある意味会社設立の肝っていうことでもありますよね。この商売でやっていきますっていうことを宣言するわけですから。
ちなみに、某合同会社どこ吹く風の事業目的には、「スノーボードスクールの運営」っていうのがあります。
もちろん、私はウンチクラクターではありますが、イントラ資格をもっていないので、私が教えることはできません。
が、なぜか既にスクールで教えていて、イントラ資格最高峰であるA級イントラA級検定員を持っている人が、「YOREZOスノーボードスクールって作っていいですか?」って言って来た時期がありました。
既に所属のスクールがあるから、そっちいいじゃんって諭したんですけどね。それでもっていうから、じゃあ、売上の3割3分3厘を上納金とするっていうのならいいけど。って言ったんですけどね。
そのうち、ピンクのゾウさんマークのスノボスクールが出現したら、スットコドッコイの校長なんだって思ってくださいね。では、良い事業目的を。
※会社設立についての記事は、こちらにまとめてあります。
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