会社を設立する時に、悩むのが設立日。これって1月1日とかキリの良い日にしようかなあとか、自分の誕生日にしようかとか。はたまた、11月11日みたいなゾロ目の日がいいとか、いろいろとこだわりがあると思いますが、設立できない日っていうのもあるし、おすすめの日なんかもお伝えします。
会社設立で設立日はいつにする?
会社の設立日って、会社名と同じぐらい悩む人も居ますよね。逆に、とにかくできるだけ早くって言う人もいるけど。
既に個人事業主等で、仕事をバリバリやっていて、取引先とか認可の関係で会社にしないといけないって時は、できるだけ早くってことみたい。
ですが、今回はっていうか、このブログではいつかはせんべい屋とかまんじゅう屋ってことで、会社設立を考えているわけですからねえ。
えっ?ネットビジネスでボロ儲けしたからだっちゅうの!!って言われてしまいますね。失礼、失礼。
となると、そんなに急がないから、こだわりのある日とかしたいですよね。誕生日とか、ゾロ目の8月8日とか、11月11日とか。
中には、左右対称なスポーツがことの発端ってことで、2011年11月2日にしたスットコドッコイの会社も。
これって、20111102って書くと左右対称じゃないですか。でも、どうもそこの代表の人生は、全然左右対称じゃないみたいですけどね。
ってことで、その辺はお好きなように。4月1日でもいいし。10月10日でもいいし。もちろん、キリの良い月初めでも大丈夫。
ただ、一応検討しておいたほうがいいのが、決算日。会社って決算の日を決めなといけません。詳しくはまた別の記事にしますが。多くの企業は3月31日ですが、別にせんべい会社だったら、いつにしても大丈夫。
ですから、勤めているのなら、仕事が暇な時期とかで、7月8月とか、2月とか、好きに決めていいんです。
が、この決算日と設立日っていうのが、最初のときはチョット関係してくるんですね。って言っても、既にジャカスカ稼いでる場合ですが。
というのも、資本金が1000万円未満の会社の場合は、設立後2年間は消費税が免除されます。
その2年間っていうのは、会計年度での2年間。ですから、例えば、3月決算の会社が1月とか2月に設立したら、1期目は1ヶ月か2ヶ月しかないですよね。
そうすると、2年間消費税が免除って言っても、実質13ヶ月とか14ヶ月になってしまいます。
これが、4月に設立したら、丸々二年間24ヶ月免除期間があるので、せどりとかの物販やってる人なんかだったら、その差は大きいかもしれません。
ってことで、決算年度、これもせんべい屋やまんじゅう屋というか、ネットビジネスでボロ儲けを考えている人だったら、自由に決められますので、その辺も考慮して設立日を考えてみてください。
会社設立で設立日にできない日は?
じゃあ、会計年度も1月から12月にして、決算日を12月31日にするから、設立日は1月1日にしようかな。キリがいいし。って言う人もいるかもしれません。
が、1月1日は会社の設立日にはできないんです。っていうのも、設立日っていうのは、登記所で登記を申請した日なんですね。
登記が完了した日じゃないので、お間違いのないように。郵送で送る人は、書類が登記所に届いて、受付られた日ってことになります。
ってことは、登記所が開いている日じゃないと登記できませんから、設立日にもできないってことです。
登記所はお役所ですからね。12月28日でおしまい。1月3日まではお休みです。ですから、年明けの一番早い日で1月4日からってことになりますね。
また、自分の誕生日とか、11月11日とかを考えていても、その日がその年に土日だと当然登記はできないので、設立日にはできません。
ってことは、ハッピーマンデーじゃない祝日、例えば2月11日とか、5月3・4・5日とか、11月3日とかも当然登記できないってことなんですね。
こればっかりはしょうがないってことで、もう少し先でもいいかなっていう人は、その年の希望の日が土日じゃないことを確認してくださいね。
会社設立で設立日におすすめの日は?
そうすると、逆におすすめの日とかありますか?って言われてもねえ。意外と会社設立日を大安にしたいっていう人も多いみたい。
そんなに深く考えてないけど、例えばゾロ目の日が大安だったりして、今から書類揃えても十分間に合うっていう時は、じゃあ、4月4日とか言う人もいるみたいですね。
その辺はお好きなように。別に大安でも仏滅でもあんまり関係ありません。まあ、そんなことを言うのなら、一粒万倍日とかがいいかも。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび、いちりゅうまんばいにち)っていうのは、そもそもですよね。そもそも、一粒の籾が万倍にも実る稲穂になるという意味で、何をするにも良い日とされています。
特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉であるとされているので、実は会社の設立日にする人も結構います。
ちなみに、一粒万倍日が他の暦注と重なる場合は、吉日と重なったら一粒万倍日の効果が倍増し、凶日と重なったら半減するといわれています。
ってことで、一粒万倍日を探して、その日を設立日にしてもいいかもしれませんね。その後、その会社がどうなったかは、調査されてないみたいですけどね。
ズレ蔵の戯言
ってことで、たかが設立日、されど設立日なんですよね。最初は特に設立日とかって思っていても、会社が大きくなって、5周年、10周年となったときに、やっぱり記念日ですからね。いろいろとその日にした理由とか話せるとうれしいですよね。
ちなみに、某合同会社どこ吹く風ですが、あの会社はそんな訳で11月2日。これって、翌日が必ず祝日でお休みじゃないですか。
ですから、周年パーティーで植え込みコースになっても問題ないっていう意味もあるんです。はいはい、周年パーティはおろか、存続も危ぶまれていますからね。精進しまーす。では、良い設立日を。
※会社設立についての記事は、こちらにまとめてあります。
会社設立の記事まとめ一覧
コメント
ミウラです、こんにちは。資本金の記事にも投稿させて頂きましたが、ついでなのでこちらでも豆知識を。
大安吉日などを気にせず単に金銭面でお得になりたいという場合、設立日は○月2日以降にするのがおすすめです。というのは初年度の均等割において、○月1日の場合は1ヶ月分請求されるのですが、○月2日以降の場合、1ヶ月未満ということで1ヶ月分免除になるからです。まあ小さな額ですが、1日で払う金額が12分の1違うのですから使わない手はありません。
ミウラさん、いろいろとためになるお話をありがとございます。
会社の設立って、二つに分かれますよね。とにかく何でもいいから、安く早くしたいって言う人と、
設立日とか、方位とかそんなのに拘る人とか。
確かに安くお徳にって言う人もいるけど、実際に自分の会社ってなると、意外と設立日は大安にする人も
多いみたいですね。
ちなみに、合同会社どこ吹く風は、仏滅に設立しました。それがいけなかったのかな。では、お大事に。