会社を設立したのはいいけど、設立届とか青色申告とか、源泉処理なんちゃらとか、訳が分からん。これってどうしたらいいの?それに決算ってなんか分厚い封筒が届くとか。ってことで、会社を設立したら税理士が必要なのかって聞かれました。その辺についてお伝えします。
会社設立で税理士に青色申告をお願い
会社を作りました。っていうハガキとかもらうと、あいつもやるなあってことになりますよね。代表取り締まられ役だかなんだかしらないけど、一国一城の主ってことで、雇われの身としては羨ましい。
ですが、前回書いたように、会社を設立したら結構いろいろと届け出が必要です。その中でも税務署関係がねえ。結構大変。
とりあえず、法人設立届出書は必要ですよね。会社作ったんだから。そしてもちろん青色申告の承認申請書も出さないといけません。
その他にも給与支払事務所等の開設届出書とか、源泉所得税の納金の特例の承認に関する申請書とか、訳の分からないものがあります。
もちろん、それを全部自分でやりましたっていう人もいます。すごいと思います。設立時って社長はバタバタするのにねえ。
まあ、定年退職して、第二の人生で半分趣味みたいなカンジでやる人は別でしょうけど、これから売り上げと利益を確保っていうときに、そんなことまで手が回りませんよね。
いやいやいやいや、だって、このブログで書いているのは副業でネットビジネスでボロ儲けっていう人じゃないの?ってことでしたよね。
でも、そうすると余計に税務署関係とかやってられないと思うんです。もちろん、ザ・窓際族で、5時になったらさっさと帰ってこれて、土日も完全休み、趣味もないから自分の会社が趣味っていう人なら別ですけどね。
経理部の人とか、個人事業主でバリバリやっていたら別でしょうけど、そうじゃないとあの書類を見ただけで頭がくらくらします。
ってことで、その辺りは専門家に任せるの一つの手です。前にも書いたように、開設時や決算期だけのスポット的に、その部分だけを引き受けてくれる税理士もいます。
もちろん、割高になるから、通常業務があるというか、顧問契約しておいた方が安い場合もありますが、そこは売上等と考えてことですかねえ。
東京都周辺の場合では、売り上げが年間1000万以下の場合は、だいたい税理顧問契約をすると、月額3万~5万円っていうのが相場でした。
が、これはいわゆる実業っていうか、せんべい屋とか饅頭屋とか、もちろん他の業態でもいいんですけど、ちゃんとビジネスをしている場合。
月に1度は税理士が会社に赴いて、経理処理をした場合の金額なんですよね。それだけ儲かっているってことですが。
が、今はネットビジネスとか、資産運用のためのマイクロカンパニーも増えてきました。そういうところだと、そんなに会社に訪問する必要はありませんよね。
特にアリフィやFXなんかの虚業だと、仕入れもなければ販売もないから、毎日の記帳も大したことがない。
ってことで、今では。3ヶ月に1度とか半年に一度の訪問というか、経理資料チェックっていう顧問契約の形態も出ています。
そうすると、当然顧問料も安くなって、月額2万5千円とか、1万5千円とかいう所もあるみたいですね。
それだと、何とかなりますよね。っていうか、それが払えないぐらいだと、会社にする必要はなくて、個人事業主で十分ですしね。
ってことで、その辺も合わせて税理士をどうするか、会計処理をどうするかっていうのをシュミレーションしておく必要があるっていうことなんですよね。
会社設立で税理士に決算期だけお願い
でも、そんな虚業だったら、日々というか月々の経理処理もないから、やっぱり会社設立後の税務署への手続きと、決算の時だけでいいかな。っていう人も多いでしょう。
もちろん、それで受けてくれるところがあれば、それでも大丈夫でしょう。その場合は、だいたい、これまた首都圏の相場ですが、安いところで設立後の手続きが一括で5万円ぐらい。決算処理は10万円ぐらいです。
ですから、もちろん毎月1万円払っていたら、それプラス決算処理の特別料金がかかるから、決算の時だけでいいかなっていうのも分かります。
が、これまたちょっと地道に探さないといけませんが、中には新規設立法人応援パッケージとかいうのをやっているところもあります。
新規設立して2年間はいろいろと大変だろうから、税務署への手続きから決算処理、もちろん月々の会計処理も全部ひっくるめて18万円とか19万円とか、20万円を切る料金で引き受けてくれるところもあります。
それだったら、いくらパッケージ料金って言っても、いわゆる顧問契約だから、分からないことは何でも聞けます。
で、スポット的に決算と設立後の手続きを頼むとそんなに変わりませんよね。ってことで、そう言う税理士や税理事務所があったら、お得なのでお願いしてみてもいいんじゃないでしょうか。
会社設立で税理士に会計処理をお願い
ってことで、やたら税理士をお勧めしていますが、もちろん私には税理士にお願いしてくれても1銭も入りません。バックマージンもありません。
ですから、ホントにお好きなように。自分で出来るのなら、それに越したことはありませんからね。最近は税務署も親切に教えてくれるし。その辺はご自身のご判断にお任せします。
私の場合は、もちろん自分でそんなこと出来る訳ないから、顧問税理士に全部お願いしています。っていうと、カッコいいけど、虚業だしスーパー赤字会社ですからね。
そもそもその税理士さんとは、設立前に相談に行った司法書士の先生が、定期的に開いている懇親会で知り合いました。
で、そこでの相談っていうか質問は当然タダですから、決算期はいつにするのがいいかとか、銀行口座の開設はとか、いろいろ聞きまくり。
向こうも将来お客さんになってくれるかもってことで、丁寧に答えてくれて名刺もくれました。
が、当然虚業だし、初年度は売り上げと言うか利益も見込めませんよね。ですから、「会社設立後の税務署の手続きと決算だけお願いしたいのですが」って連絡したんです。
そしたら、設立後すぐはいろいろ大変でしょうから、出世払いで大丈夫ですよ。って考えられないような破格の値段。
会社が黒字になったら、通常の料金でお願いしますから。ってことで、顧問契約を結ぶことになりました。
と言っても、そうなんです。某合同会社どこ吹く風は、設立以来ずーっと赤字。それも役員報酬を払いまくって赤字とかじゃなくて、倒産寸前の大赤字。
社長の個人資産をつぎ込んでなんとか首の皮一枚残っているって言うカンジ。ってことで、その税理士大先生としては、アテが外れたってことでしょうけど、どう見てもお金がないですからね。
未だに破格値でやってもらっています。そのうちブラックリスターズに入れられるんじゃないかと思いますけど。
ってことで、こういう例はあまりないでしょうけど、結構最初に1~2年は安くやってくれるとこもありますから、税理士とは上手く付き合ってみてください。
ズレ蔵の戯言
そんな訳で、最近は司法書士、税理士、行政書士、社労士がタッグを組んで、仕事を紹介し合ったりしているとこも多いですね。
法人として一緒の会社ではないので、あくまでも紹介っていうことで、その先契約するかどうかはお好きなようにってカンジ。
ですから、私が参加した様にそういう懇親会を定期的に開いている集団もあるので、設立前にいろいろと探してみてください。では、良い税理処理を。
※会社設立についての記事は、こちらにまとめてあります。
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