おやじギャグを言う上司って困りますよね。上司じゃないけど、いつも言ってるのは私。といっても、特に若い人だと対応に困るし。って、実はおやじギャグで笑いを強要するとパワハラになるとかならないとか?返し方ってどうすればいいんでしょうか。そもそもおやじギャグを言い出す原因ってあるんですかね。
おやじギャグはパワハラになるのか?
おやじギャグ、ほんとにこれがおやじになるとつい口を出てしまうんですよね。私も20代とか30代だと、何がおもしろいの?って思っていました。
が、40歳を過ぎたぐらいから、知らない間におやじギャグ連発。まあ、これまた歳だからしょうがないってことですかね。
と思っていたんですが、22世紀の現代はそうも行かないみたい。おやじギャグで笑いを強要したらパワハラになるとか。
先日も、某公共放送で土曜日の夜放送している『不惑のスクラム』っていうドラマでもそういうやり取りがありました。
その上司役っていうのが、渡辺いっけいですからね。ほんとにはまり役。できる部下に『君は有能だねえ、You know?』とか連発。
その部下からは『それはパワハラになりますよ』とか返されていました。が、これがドラマの中だけの話じゃないんですね。
結構世間の会社でも、上司とかがおやじギャグをいうので困ってしまうって言う若手社員からの悩み相談も多いですからね。
若手といっても20代も後半ならまだしも、高卒で入社してきたような若者だとねえ。『今日は死ぬほどきつかったねえ。死ぬじゃおろーすだ』とか言ってもねえ。はあ?ってカンジですからね。
はあ?ならまだしも真面目な子だと、どういう対応をすればいいのか分かりません。失礼にならないようにするにはどうすればいいんですかとかね。
っていうか、おやじギャグに失礼もへちまもありませんよね。でも、まあ親子ほど歳が違う上司とか先輩とかから言われるとねえ。困りますよね。
ある意味昭和の時代は、宴会で「俺の酒が飲めないのか」っていう困った上司がいたけど、22世紀の現代は「俺のギャグが分からないのか」っていうのかも。
えっ?アンタもいわれているんじゃないの?って、だから、私に部下はいないんだってば。それに若手社員からは厳しい仕打ちを受けていますからね。世の中厳しいってことで。
おやじギャグの返し方って?
というのも、おやじギャグ、社会人3年もやれば適当に流せますが、そこまで行くにはちょっと時間がかかります。
ほんとに困ったら、愛想笑いしかないですね。「あっ、ハハハ」みたいに顔を引きつらせて笑う振りとかね。それでも、相手をすると向こうは付け上がってきます。
付け上がるというか、この人は相手をしてくれるってことでね。慣れてくると「あー、はいはい」で終わりですけど。
なんですが、私のように若手からひどい仕打ちっていうのは、おやじギャグをいうと、とっても怖い顔でにらまれるんです。
死んじゃおロースとかいえればいいほうで、最近は飲みに言ったときに、「ちょっと休憩でジンジャエールにしようかな」って言っただけで、その後ノージンジャーっていうんじゃないってことで、にらまれますからね。世の中厳しいんですよね。
ってことで、そういう怖い若手になれればいいけど、それまでは、「あっ、何かいいました」とかぐらいでいいでしょう。
でも、一番効果があるのは真顔で「えっ?どういう意味ですか」とかいうと、効果絶大ですね。多分あなたには二度といわないでしょう。
島倉千代子にかけて、しまくり千代子っていうのも定番ですが、まず今の10代とかだと島倉千代子を知りませんからねえ。
しまくり千代子だねえ?とかいわれても、「それってなんですか?」っていうと、「島倉千代子知らないの」って言うから、「知りません。女優さんですか」とかいうと、「いやー、島倉千代子も知らないなんだ」で終わります。
一応回りの人に、「島倉千代子しらないんだって?」っていうけど、そこでみんなで「しりませーん」っていうと、アンタの時代は終わったっていうことで、オヤジギャグもなりを潜めると思いますよ。お試しください。
おやじギャグの原因は?
ところで、そんなおやじギャグ、前から私はこれは22世紀の科学では解明できてないけど、実は脳の中になんちゃらカンチャラっていう物質が40代になると分泌されて、それは男性に多い傾向だから、おやじギャグになるに違いないと言ってきました。
まあ、加齢臭と一緒で、以前はおやじになるとなんか臭いよねって言っていたのが、実は40代を過ぎると、カンチャラナンチャラって言う物質が多く分泌されるってことが解明されましたよね。
それは特に男性に多く見られる現象だから、男性だけ加齢臭が多って言うわけ。これも30年前だとまだ分かりませんでした。
とか言っていたら、おやじギャグについて科学的に解明されてきたみたいですね。やっぱり原因は脳の中にあったみたい。
というのも、おやじギャグって似ている言葉を並べただけのダジャレですよね。難しい言葉(?)でいうところの同音異義語とか似たような発音を並べるっていうもの。
実はおやじギャグがポロってでるのは、脳内のこの同音異義語とかを検索機能が発達しているってことなんですね。
脳内の前頭葉にブローカー野っていうところが発達していると、そういう同音異義語の検索が活発になるとのこと。
ですから、おやじギャグがポロって出たときの脳をスキャンすると、ブローカー野が活発に反応していることが解明しているんですよね。
それともう一つは、やっぱり歳を取るとボキャブラリーが増えるっていうか、記憶されるてくるので若い人よりも、この言葉とこの言葉がっていう風に同音異義語をつなぎ合わせる能力が高くなるんです。
ってことで、だいたいそれがピークになるのが40代そして60代前半まで続きます。が、その後は個人差もありますが、脳機能が低下しますよね。
ですから、高齢になるとこれまたおやじギャグもあんまり言わないってことで、おやじギャグを言わなくなったら高齢者と思っていいんじゃないでしょうか。
そういう意味では、私も中年まっさかりってことで、ヨレヨレ老人になるのはもう少し先かもしれませんね。でもパワハラには気をつけないとね。
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ズレ蔵の戯言
東京の電波発射会社で働いていたときは、オヤジギャグの権化みたいな人がいて、実は都内でも3本の指に入るサウンドエンジニアだったんですが、とにかく仕事中の会話が全てオヤジギャグ。
最初はこの人頭がおかしいんじゃないかと思っていました。が、私もそんな訳で40代になると、その人とオヤジギャグで会話していましたからね。やっぱりこれまた歳だからしょうがないってことですかね。
では、オヤジギャグとパワハラにはご注意ください。お大事に。
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