ドラマ好きで水戸黄門症候群な人って?ネタバレしても印籠がなくても?

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ドラマ好きの人と話していると、意外と水戸黄門症候群の人っているんですよね。でも、あれってネタバレしているんですけどね。現代劇だと印籠がないのも多いし。ってことで、日本人は基本的に水戸黄門症候群なんですかね。

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ドラマで水戸黄門症候群な人って?

土曜ワイド劇場のことを書いていたら、サスペンス物の2時間ドラマはよく見ますって言う人からメールがきました。

あーだこーだ言ってたんですけど、その人が好きなのは浅見光彦シリーズ。内田康夫の推理小説をドラマ化したもので、フジテレビとTBSとで放送されています。

主人公が浅見光彦っていうルポライターで、なんかしらないけど、事件に巻き込まれて、それを解決するっていう筋書き。

それはいいんだけど、その事件っていうのが殺人事件で、なぜかそこに浅見光彦が居合わすんですよね。

で、当然重要参考人として取り調べられるんですけど、その浅見光彦のお兄さんっていうのが、警察庁の刑事局長って言う設定。

ですから、最初は刑事たちが「お前がやったんだろう」とか言ってるんですけど、実はってことで、お兄さんの刑事局長からその所轄に電話が入って、「これは失礼しました」って態度がころっと変わるっていうのがお約束。

それがまたたまらないっていうことみたい。でも、これっていわゆる水戸黄門症候群っていうやつですよね。お約束で、展開も決まっていて、最初はなんか酷い扱いを受けるんだけど、実は、ははーっていうヤツ。

日本人ってこういうのが好きなんですよね。っていう私も好きですけど。同じようなのが、結構2時間ドラマではありますよね。

やっぱりTBS系の税務調査官窓際太郎の事件簿っていうのが、このパターンですよね。主役は小林稔侍。

世田谷南税務署に勤める窓辺太郎は50代で、定年までそんなにないのに、地方の税務署に研修という名で潜入捜査。

実はマルサなんだけど、世田谷税務署の管理官も知らないってことで、もちろん研修先の税務署では、「50代で研修っていうのもねえ」って、最初は酷い扱い。

ですが、後半で実はマルサっていうのが分かって、研修の面倒を見ていた税務員と一緒に悪を暴くって言う展開。

で、これまただいたいはその研修の面倒を見ていたのが、美人税務員ってことで、それも見る方は楽しみなんですよね。

ってことで、もちろん、そういう身分を隠して、それが分かるときが爽快なんですけど、もう一つは、勧善懲悪っていうのも日本人に人気の要素なのかも。

水戸黄門が人気っていうのは、そういうことですよね。悪は滅ぼるっていうか、悪代官がやっつけられるから、見てて気分がいいっていうんじゃないでしょうか。

そういう意味では、チョット毛色が違うけど、必殺仕事人なんかもやはり裏の顔があって、勧善懲悪ってことで人気シリーズなのかもしれませんね。

ドラマ好きで水戸黄門症候群ってネタバレしてるし

という水戸黄門症候群ですが、水戸黄門の場合は、ネタバレっていうか、最初から展開が分かっていますよね。

悪代官なりが悪事を働いて、それで苦しめられている町民のところにご老公一味がお世話になって、最後はそれを暴くっていうやつ。

現代劇の浅見光彦も、基本は浅見光彦が事件を解決するんだけど、これはちょっと最初の10分見ただけだと犯人は分かりません。

同じように、窓際太郎も、だいたい俳優で悪役になるのは分かっているけど、最後の黒幕は、最初の10分では分からなくて、30分ぐらいみないと分かりません。

そういう意味では、ミドルエイジだとあんまり最初からネタバレしないもののほうがいいのかな。

私のようになるとねえ。前回も書いたけど、タクシードライバーの推理日誌とか、温泉マル秘大作戦みたいに、最初の10分で犯人が分かるほうが、すっきりするんですけどね。

これまた歳ともにその傾向が強まるのかも。そのあたり、水戸黄門症候群の人たちの今後の推移を見てみたいと思います。


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ドラマの水戸黄門症候群は印籠は?

そういう意味では、水戸黄門は印籠っていうのがわかりやすいけど、他の2時間ドラマは、特に印籠に代わるものはないんですよね。

浅見光彦の場合は、刑事局長から直接電話がかかってくるっていうことだし、窓際太郎の場合は、資料を届けにきた麻生祐未が来たアタリでバレるっていう展開ですからね。

そうそう、麻生祐未って窓際太郎の中では、変な役ですが、もともとはモデルだから、
50過ぎてもきれいですよね。

最近はお母さん役とかも多くて、映画の疾風ロンドでは、これまたいい味出していました。麻生祐未が主役の2時間ドラマもあったけど、最近は続編が出ないですね。残念。

ということで、2時間ドラマも私のような水戸黄門症候群の人が結構見ているんですかね。だいたい、お約束のそういうシーンがありますからね。

特にテレ朝系の2時間ドラマは、それを入れるのがなんか必須になっているから、局の方向性なのかもしれません。


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ズレ蔵の戯言

水戸黄門症候群って、そういうお約束的な展開で、裏の顔があって、実はっていう展開を好む人のことかと思っていたら、本当は違うんですね。

水戸黄門が、全国を漫遊して、悪を正していくってことで、お上の言うことに従っていたら、きっと良くなるっていうような考え方をしている人を、水戸黄門症候群って呼ぶみたい。

でも、22世紀はそんな簡単じゃないですよね。それだったら、私のような寂しい中年がいるはずないし。

やっぱり、最初の10分でネタバレするドラマを好んで見る人を、水戸黄門症候群って呼んだほうが楽しいと思うんですけどね。では、ドラマの見過ぎに注意しましょう。お大事に。

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