飯縄大権現お願いしますと言って願いを唱えると何でも叶えてくれるという飯縄神社。その総社である長野市の飯縄神社の祈年祭に行ってきました。でも、そもそも祈年祭ってなあに?初穂料とかいるの?その後、直会があるとか。その辺をお伝えします。
神社の祈年祭って?
毎度おなじみの飯縄大権現。神様にお願いしてはいけないっていう人もいるけど、高尾山の飯縄大権現には、ちゃんと『飯縄大権現お願いします』って言って願いを唱えると、どんな願いも叶えてくれますって看板が立っています。
それで、いいづな大権現なのに、いいなわ大権現お願いしますって言ってお願いしたのに、願いを叶えてくれたっていうのが事の始まり。
その後は、全国の飯縄神社の総社である、長野市の飯縄神社できちんと祈願をしてもらったら、すぐに転職先が決まったってことで、それ以来なぜか、毎年祈願祭の招待状がきます。
祈願した人には出しているのかも。って言っても、これが毎年5月8日ってことで、曜日に関係なく決まっています。
で、去年は行けなかったので、欠席の返事を出したら、お札だけ送ってきてくれました。ってことで、今年は万全を期して参加してきたという訳。
祈年祭ってだいたい多くの神社では2月なんですね。旧暦の年初めが2月4日ってこと、2月4日にやっっていたけど、明治以降は多くのところは2月17日みたい。
祈年祭って、年を祈るってことで、その年の五穀豊穣を祈るお祭りって言う意味。ですから、多くの神社は年初めの2月だけど、こっちは寒冷地だからか5月が多いですね。
特に飯縄神社の奥社は山の上。2月とか言ったら雪で登れませんからね。それに、五穀豊穣ってことで、実際に田植えとかするこの時期になったのかも。
そんな祈年祭、以前から「ぜひ来てください」って言われていたし、最近はフェイスブックでも参加者を募集しているので、結構信者が来ているのかなあって思っていました。
が、行ってみてビックリ。信者は信者だけど、全国の飯縄神社の関係者みたい。ってことで、私の様に、いつも三郎天狗のサブちゃんがとかネタにしているのは私だけでした。
それに総社の祈年祭ですからね。前回祈願してもらったときは、宮司さん一人でしたが、今回は3人。
一番位の高そうな宮司さんは、かなり高齢みたいで、見るからになんか大納言みたいなカンジ。百人一首のかるた札に書かれている様な人でした。
で、まずは神官みずからと、参加者全員をお祓いして、神様がいる祠の扉を開けて、供物をその前に持ってきて、それから祝詞をあげて、祈願をお願いしている人は一人ずつ住所と名前と祈願名を読み上げました。
もちろん私も。今回はどうしようかと思ったけど、岡田奈々か原田知世風のおネエさんとはまだウッシッシになってないし、せんべい屋も開業できてないし、ついでに猫も飼いたいし、ってことで、またまた開運。それに、変な横槍が入らないように厄除もいれて、開運厄除にしました。
長野なんちゃらかんちゃらのズレ田ズレ蔵いたすところは、厄除けに開運成就、なんちゃからかんちゃらってお祈りしてもらったので、近いうちにペット可のマンションをもっている年収3000万ぐらいの岡田奈々か原田知世風のおネエさんとウッシッシになるでしょう。
そうそう、それに参加者は一人ずつ榊を納めるんですよね。司会者(?)っていうか、多分氏子総代の人でしょうけど、名前を呼んでくれるので、そしたら榊を神様の前の棚に置いて、そこで2礼2拍手1礼するです。
ってことで、今までお寺や神社で祈祷してもらったときは、長くて30分だったのですが、今日は祈年祭ってことで、結局全部終わったのは1時間でした。
でも、終わった後はなんか視界が良くなった気がするので、みなさんも信仰する神社の祈年祭があったら、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
神社の祈年祭は初穂料?それとも玉串料?
そんな神社の祈年祭、世間的には無料ってことになっています。神社によっては、その時に祈願してもらう場合は、祈願料がかかる場合もあるので確認してほしいのですが。
飯縄神社は商売っ気がないから、フェイスブックにも「無料です」って書いてあります。招待状にも、何にも書いてありません。
が、これは22世紀の現代だと分かりにくいですよね。基本的には無料ですが、参加する場合は一応お金を包みます。
紅白の水引の封筒に「初穂料」でも「玉串料」でもいいので、そう書いて、その下に名前を書きます。これは、通常の祈願のときと一緒。
まあ、別に受付で出さなくても何にも言われませんが、常識として知っておいてください。封筒の表書きは、「初穂料」でも「玉串料」でも良いと言われています。
金額は5千円から1万円ぐらいが相場かな。まあ、無理して多く包む必要はないけど、だいたい終わったあとに直会があって、そこでいろいろと振る舞われるから、社会人だと1万円。祈願祭だけで直会に参加しない場合は、5千円とお酒とかですかね。
お酒の場合は、奉納でも奉献でもこれまたどっちでも大丈夫。祈願のときは、1本は神様に進呈して、1本持って帰るっていうことから、2本組っていわれているけど、1本でも全く問題ありません。一応そこは覚えておいてくださいね。
神社の祈年祭の直会って?
ところで、その直会ってなあに?ってことですが、これは「なおらい」って読むです。じきかいでもちょくかいでもありません。
祈年祭でお供えした供物をいただくってことで、お神酒をいただきながら、食事をするっていうもの。神様の力を分けてもらって言う意味で、ご加護がありますようにってことですな。
が、特に地方だとねえ。大宴会になるです。ですから、飯縄神社も車じゃないと来れないところにあるんですけど、みなさんタクシーでやってきて、飲み体制万全ってカンジでした。
まあ、私は時間もないし、車だったし、知らない人の中だとねえ。「そもそも飯縄大権現というのは・・・」って質問攻めにする訳にいかないから、祈年祭だけで失礼しましたけどね。
そうそう、その場合でもお神酒が一番神様の力が宿ることで、祈年祭だけで帰る人にはお神酒は振る舞われました。まあ、私は車だったので、真似事だけにしましたけどね。
ってことで、次回は今回の祈願のご利益で、岡田奈々風のおネエさんと一緒に行くだろうから、直会にも参加してみたいと思います。
ズレ蔵の戯言
今回初めて祈年祭って言うのに参加したけど、そんな大きな神社じゃないのに、宮司さんの一人が笙かなんかを吹くんですよね。
まあ、大きな神社だったら雅楽隊になるんでしょうけどね。神事のときって、ああいうのが必要なんですかね。って、そんなことばかり気にしていたら、天罰が下るかも。って大丈夫ですけどね。
では、みなさんにも神様のご加護がありますように。
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