初めて海外旅行に行く時って、一番心配なのは空港でのやり取りですよね。何の目的で来たのですか、とか聞かれるからそれに答えないといけないし。でも、出国のときはスルーですよね。去るものは追わずってことで。でも、トラブルがあったんです。
海外旅行の空港での質問や手続き
そんな訳で、私が初めて海外に行ったのはカナダ。フリータイムは片言英語と筆談でなんとかクリア。ビジネスの部分は、通訳免許保持者の上司が全部やってくれましたからね。例によってお気楽出張でした。
が、海外旅行で一番緊張するのは入国のときですよね。入国審査っていうやつ。最近では、某大統領が一部の国からの人は入国させないとか言い出して話題になったけど。
ってことで、やっぱり国としてはテロリストじゃないけど、訳の分からない人は入国させないってことで、パスポートとかビザっていうのがあるんですよね。
日本人というか、日本国籍なら今ではほとんど何処の国でもビザなしで行けるようになりました。
ですから、入国審査でもだいたい形式的なカンジ。それでも、初めてだとねえ。まず英語が聞き取れるかどうかっていうのもありますしね。
もちろん、ビジネスっていうと大変だから、地球の歩き方に書いてあったように「サイトシーイング」って言って、無事カナダに入国することができました。
と言う前に、実はその飛行機はデトロイトで乗り換えだったんです。ですから、空港からは出なかったんですけど、デトロイトに着陸する前に、アメリカへの入国カードを機内で書かされました。
アメリカとカナダは一心同体みたいなものだから、アメリカの入国カードがあれば、カナダにはサイトシーイングだけでO.K.ってことだったんですね。
これが直通便で、いきなりトロントとかバンクーバーとかのカナダに着陸する場合は、もちろんカナダへの入国カードがいるみたいですけどね。
ってことで、まあ、チリバツ共和国とかじゃなくて、アメリカとかヨーロッパの主要な国々だと、サイトシーイングで問題ないみたいですよ。
海外旅行の空港での質問は出国時は
ってことで、若い人なら何を今更ってカンジでしょうが、なんたってその時初めて外国に行った身としてはねえ。江戸時代に善光寺参りをするようなものでしたからね。
で、入国の時は変な人を入れたくないってことで、審査も厳しいんですけど、出国のときはねえ。去るもの追わずでほぼフリーパスって聞いていました。
特にカナダのトロントの空港を出る時は月曜日。ウィークデーでしたからね。人も少なくてスイスイってカンジ。のハズだったんですけどね。
通訳免許を持っている上司は、当然先に行きました。私も続いてゲートを通ろうとしたら、「△□※◎・・・」と話しかけれました。
えっ?そんなの地球の歩き方に載ってないし。なんて言ってるの?って思っても、当然訳が分かりません。
聞き取れたのが「ベア」と「カフィ」と「3days ago」です。3日前に熊とコーヒー?何それ?ってカンジ。特に「カフィ」を繰り返して聞くんですよね。
そういえば、エディー・マーフィーのビバリーヒルズコップでは、麻薬をコーヒーの麻袋の中に隠して密輸すれば匂いが消えるから分からないとかやっていたし。
来る時にデトロイトを経由してきたから、エディー・マーフィーから怪しい奴が麻薬を密輸とか連絡が入ったのかも。
ってことで、必死で「NO!」「NO!」って叫んだのですが、なんかしつこく「カフィ」「カフィ」って言われたんですよね。
このままどこかに連れて行かれるのかと思っていたら、上司が心配して戻ってきてくれました。
で、何やら話していたのですが、なんか笑い声までしています。連行されるんじゃないの?って思ったらそうでもなかったみたい。とりあえず、その場はそれで収まって「ハブ ア ナイストリップ」とかなんとか言って手を振ってくれました。
海外旅行の空港でのトラブル
ということで、空港であわや出国出来なくなるかもしれないっていうトラブルに見舞われたんですけど、実態を聞いて、ホントにもう!ってカンジでした。
というのも、実はトロントを出国する3日ぐらい前にトロントからオタワに行っていたんですね。前回書いたように、メイプルリーフ金貨の取材で。
その時上司と空港の喫茶室でコーヒーを飲みながら、くまのぬいぐるみをリスナープレゼント用に買って、あーだこーだ言っていたんです。
で、その私を麻薬の運び屋のように質問していた保安係は、その時隣のテーブルに居たそうです。ですから、私への質問は「3日前にクマのぬいぐるみを持ってコーヒーを飲んでいましたよね」ってことだったみたい。
そんなこと英語が分からないし、まさか出国の時に言われると思わないじゃないですか。ですから、ひたすらノーを繰り返していたって言うわけです。ウィークデイで暇だったから、話してみたんでしょうけどね。参った、参った。ってカンジでした。
ってことで、事なきを得たんですが、当然帰国してからは、「ズレ田はカナダの空港で出国できなくなった」っていうのが、全社に知れ渡り、やはりインチキをしているとロクなことがないって言われてしまいました。みなさんも気をつけてくださいね。
ズレ蔵の戯言
ということで、やはりある程度は相手の言うことが分かるように英語の勉強はしてないといけないと思った一時でした。
と言ってもねえ。最近はそんなわけでチリバツ共和国語で通じるから、あんまり英語の必要性も感じてないんですけどね。
今だったら、チリバツ共和国語で、「言ってる意味がわからないので、日本語で話してももらえますか」って聞けるんですけどね。
まだまだ、修行が足りなかったってことみたい。日々精進しまーす。では、良い海外旅行を。
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