見えない貧困をNHKスペシャルでは相対的貧困とか進学の話とか

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この前のNHKスペシャルで「見えない貧困」をやっていたけど、6人に一人っていうのもねえ。私も小さい時は貧乏だったけど、結構周りもそうだったから、相対的貧困ではなかったのかな。とにかく進学したくても出来ないっていうの困りますよね。

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見えない貧困をNHKスペシャルでやっていた

貧困問題は、NHKでよく取り上げられているけど、今回は子供の貧困。っていうか、以前放送した続編かな。

半年か一年ぐらい前に、中学生や高校生で6人に一人が貧困になっているっていうのを放送したけど、結構反論があったみたいですよね。

番組内で紹介されていた中学生か高校生がスマホを持っていたから、それで貧困っていうのはどういうことかっていうことみたい。

それもあって、今回は「見えない貧困」っていうタイトルにしたみたい。っていうのは、学校の担任の先生もその生徒がそんなに貧困っていうことを知らなかったってことで、一見そういう風に見えないんですよね。

ただ、実際は家計を助けるために、学校が終わったらすぐにバイト、平日に4時間、休日は8時間って、それをしないと家計が破産するっていうんだから、そりゃー貧困ですよね。

ただ、殆どの場合はシングルマザーってことで、夜勤したりしてなんとか凌いでいるから、安全確認のためにスマホを持たせているみたい。

で、そこだけを診たオタンコナスが、スマホを持っているのに貧困とはどういうことかって言い出したんですよね。

っていうか、ちゃんと全部番組に見たら、そんなこと分かると思うんですけど、それに、はっきり言って、その人が貧困だろうそうじゃなかろうと、アンタの生活には影響がないのにね。

ホントに困った人が多いっていうか、その人も自分が不幸だから、人を攻撃したくなるんでしょう。そういう意味では不幸な人間が多いってことなんでしょうね。

見えない貧困NHKスペシャルでは相対的貧困

というのも、今回出てきたのが「相対的貧困」って言う言葉。そのスマホを持っているのに貧困っていうのはどういうことか?って言ってる人の貧困っていうのは、絶対的貧困ってやつでしょうね。

いわゆる発展途上国とかで、明日食べるものもないどうしようっていうのが貧困であって、今の日本だと、そこまではないだろうっていうのがあるみたい。

ですが、相対的貧困っていうのは、今の社会、特に日本って限定した場合に、平均的な所得者の人たちが出来ていることが、経済的な理由でできない項目が4つ以上だか5つ以上あると相対的貧困になるとのこと。

調査してみると、平均所得の半分以下だとその割合が急増するとか。一人暮らしだと年収120万円以下、世帯だと240万以下が当てはまるみたいですね。

ですから、家族旅行に行けないとか、自転車がないとか、塾に通えないとか、新しい服や靴が買えないっていうことがあるんですよね。

中には男子生徒なのに、お姉ちゃんのカッターシャツをずっと着ていて、一見分からないけど、女子と男子だとボタンの付け方が違うから、いやだったとか。

そういうのって、当人じゃないと分かりませんよね。でも、これが相対的貧困。っていうのは、相対的ですからね。戦前だとそんな人ばかり。

私の父も戦前の生まれだから、修学旅行には行ってないんです。お金がなかったから。でも、当時はそういうことは結構あったみたいですよね。

教科書さえも買うお金がなくて、親戚とかからのお古っていうのも世間一般にあったみたい。ですから、そういう中では相対的貧困っていうのは、本当に明日食べるものがない場合ってことですが、現代の日本だとねえ。そういうわけにはいきません。

ですから、結構今の日本でもホントに見えない貧困っていうのはあるんですよね。って、人のことを言ってる場合じゃありませんけどね。

というのも、番組内でお母さんが言っていましたが、家族旅行に連れていきたいけど、それで1ヶ月分のお米が買えるなあと思うと行けないんですねっていうのは身にしみます。

私も相対的貧困ですからね。ホントに靴も3年ぐらい穴が空いているを履いていたし、服ももちろんずっと同じもの。滑りに行きたいけど、そんなお金ないし。えっ?人生滑っているからそれで十分じゃないかって?それをいっちゃだめー。


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見えない貧困NHKスペシャルで進学とかも

後ビックリしたのが、進学ですよね。もちろん、これまた私の父の時代って、昭和10年代ですけど、当時は日本全体が貧乏だったから、旧制中学に行く人もクラスで1人か2人。

っていうのは、もちろん学業も優秀じゃないと合格できませんが、お金がないんですよね。ですから、成績が良くても尋常小学校でおしまいで、すぐに働くとか、せいぜい実業校に行って、やっぱりすぐに働くっていうのがほとんだったみたいです。

が、今は4割以上が大学進学をしますからね。それでもお金が無くて断念してしまうのが相対的貧困。っていうか、びっくりしたのが学費の高さ。

我々の頃は国立大学は安かったですからね。ですから、貧乏人は国立大学ってことになっていました。1年間で18万円とかそれぐらい。もう少し前だと9万円ぐらいだったんじゃないですかね。

が、今は国立大学でも50万円とか60万とか、私立大学と変わりませんよね。それに入学金も必要ですからね。

ってことで、入ってしまえば授業料免除の制度とかもあるけど、入学金が30万円近くかかるとねえ。奨学金もらっても無理ですよね。ってことで、その辺はやっぱり国として考えないといけませんよね。

ただ、私の大学の時の後輩で、もちろん絶対的貧困だったから、学費も生活費も全部自分で稼いでいましたけど、その上、妹が看護学校に行ってるってことで、その学費の仕送りもしていました。

が、理系でしたからね。バイトと言っても、研究所の補助業務とかで、地道にやっていましたが、学業も優秀だったみたいで、NHKに入って技術研究所かなんかでバリバリやっていますけどね。

ですから、なんとかなると言えばなんとかなる人もいるけど、今の相対的貧困の人たちは、希望が持てないってことだから、深刻ですよね。

私のように根拠がないのに、きっとせんべい屋で成功するだろうっていうオタンコナスも困りますけど。ってことで、若い人が希望の持てる社会になってほしいものです。


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私もそんな訳で、貧困だったから、服とかはずっと兄とか親戚のお兄ちゃんのお下がりばかりでした。が、なんとか修学旅行にも行かせてもらい、授業料免除とかはしたけど、大学も卒業させてもらったっていうのはありがたいことですよね。

その結果、未だにせんべい屋だ饅頭屋だって言ってるのは、どうなんだって言われるとねえ。そういう意味でも、親と兄弟には見せる顔がありません。

一応帰る旅費がないってことにして、しばらく帰省してないんですけどね。早く一山当てて凱旋したいものです。では、お大事に。

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